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害虫の生態
|害虫駆除のいろは|
害虫対策リンク集
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いや〜な害虫から家を守りましょう。
害虫駆除の方法や予防対策などをご紹介します。
シロアリ
■早期発見方法
我が家にシロアリがいるかどうかは、次の手がかりで簡単に調べることができます。おやっと思ったらすぐに専門業者にご相談ください。
(1)羽アリ・・・
住まいの近辺からシロアリの羽アリが飛んでいたら要注意です。
(2)蟻道・・・
シロアリは地中から蟻道をつくって建物へ侵入してきます。
建物の基礎や束石、土台などに蟻道がついていませんか。
(3)空洞音・・・
シロアリの被害が進んだ木材はハンマーでたたくと空洞音がします。
また、ドライバーなどでほじくると簡単に穴が空いてしまいます。
(4)建物の異常・・・
柱が下がったり、棟や軒の稜線が波打ったり、ふすまや雨戸などの
立てつけが悪くなった場合にはシロアリの被害を疑いましょう。
■予防策
(1)床下換気扇の取り付け
シロアリは乾燥に弱いので、床下換気扇をつけて床下を乾燥させるとある程度予防できます。床下換気扇は床下を空気がよく流れるように場所を十分に検討してから取りつけます。
(2)床下への薬剤散布(新築時のみ)
床下に特殊な薬剤を浸み込ませた砂をまいてシロアリの発生を予防します。この方法は新築のときにしか使えませんので、家を建てるときには初めからシロアリ対策を考えておきましよう。
(3)定期的な薬剤噴射
最も簡単な予防法として、工アゾールタイプの強力薬剤を床下換気ロから床下へ年に春、夏、秋の3回噴射するという方法があります。この方法を行えば他の不快害虫も退治できます。
※いずれにしましてもシロアリの防除は専門性が高い分野なので専門業者へのご相談をおすすめします。
■防除工事の使用薬剤
シロアリ防除工事に使用される薬剤には、ケミカル薬剤とノンケミカル薬剤の2つの種類があります。。
(1)ケミカル薬剤
化学合成薬剤です。 確実に長期間の効果を発揮し、コストも安いというメリットはありますが、化学合成の薬剤であるためにシックハウス症候群などの問題もあり、最近は敬遠されつつあります。
(2)ノンケミカル薬剤
天然の植物抽出液など極めて自然や人体に優しい材料を用いた薬剤です。この薬剤の代表的なものが、武田薬品工業の「ファーストガード」です。安全性が高い反面、コストは高くなります。しかし、環境や人体への配慮から、当社が最もおすすめする薬剤です。
ゴキブリ
■予防策
ゴキブリの駆除で最も大切なことは環境対策です。身の回りを清潔にすることが基本です。次のことを実行することで、かなりの場合、有効なゴキブリ対策となります。
(1)残飯を放置せずフタ付のゴミ箱にきちんと入れる。
(2)食品類は容器にきっちり収納。置きっ放しは厳禁。
(3)人間の食物だけでなくドックフードや茶殻などにも配慮が必要。
(4)台所など水まわりの隠れ場所になりそうなところを定期的に清掃。
■トラップや薬剤による駆除方法
ゴキブリ向けのトラップや薬剤はいろいろな種類のものが市販されています。状況に合わせ使い分けてください。
(1)ゴキブリホイホイなどのトラップなど実際に使われている方も多いのではないでしょうか。えさによる誘導もさることながら、ゴキブリが仲間同士群れる性質の原因である「集合ホルモン」もうまく利用しています。
(2)薬剤には噴霧剤、塗布剤、エアゾール、燻煙剤などがあります。このうち、残効性が高い成分(例フェニトロチオンなど)が含まれている薬品の方がゴキブリの駆除には効果があります。使用方法は説明書などをよく読んでその手順に従い行ってください。しかし、共同住宅、ビル、飲食店街などでは一斉に駆除作業を行わないと効果があまりありません。その際は専門業者への依頼をおすすめいたします。当社でもご相談に応じています。
ネズミ
ネズミは、食中毒の原因となるサルモネラ菌の媒介をしたり、家財や電線をかじるなどの被害をもたらせます。ネズミをは、大変繁殖力が強いので、見つけたら早めに駆除しましょう。
■駆除方法
(1)ネズミの進入口を見つけて穴をふさぐ。
クマネズミなら親指大のすき間があれば、どこからでも進入してきます。かもいや換気扇の開口部、戸袋のすき間、通気口、台所のパイプ周りなどの進入口を金属製のたわしや、ゴム、スポンジなどでふさぐのが効果的です。警戒心が強いため、いつもの進入口から入れないだけで、抑止力になります。
(2)えさや巣の材料を与えない。
台所の生ごみ、野菜、テーブルの上のお菓子、ペットや鳥のえさなどはふた付きの容器に入れるなど、管理をしっかり行いましょう。寒い冬は紙くずや布、スーパーのビニール袋などを引っ張り込んで巣を作る傾向があるため、取られないように心掛けましょう。
(3)粘着シートや補鼠器の活用。
クマネズミなどは、粘着板やわなを警戒する習性が強く、毒えさによる駆除も簡単ではありません。そこで、粘着シートは出没する場所に広く置いたり、補鼠器は壁ぎわ等の物陰に置くように気を配りましょう。
(4)殺鼠剤の活用。
ネズミが出入りしそうな場所や通路の物陰に置いて使います。なお、クマリン系と呼ばれる殺鼠剤は、数日間連続して食べさせなければ効果がありません。また、殺鼠剤はペットや子供が誤って食べないように注意しましょう。
ハエ
ハエは、春から初夏にかけてと秋口に発生する傾向があります。特に初夏や秋口に発生するハエの多くは、イエバエと言われる種類ですが、このハエは殺虫剤に抵抗性を持ちやすく、駆除を困難にしています。
■幼虫(ウジ)対策 〜発生源対策〜
ハエ対策の基本は発生源対策です。
生活の中で、ハエの発生ともっとも関係している場所はといえば、生ゴミの保管場所です。そこで生ゴミを保管する容器は、気密性の高いものを選んだり、フタにビニールを挟んで気密性を上げることも対策の一つです。ハエが卵から成虫になるまでには、早い種類でも10日ほどかかります。生ゴミはできるだけ溜めずに、収集日にこまめに出すよう心がけましょう。
また、台所に置いてある野菜や果物が腐敗していないか、漬け物容器の機密が保たれているかなど、定期的にチェックすることも必要です。